2020.11.24

【マンション買取実例集 No.54】~目黒区~

区分:中古マンション
エリア:目黒区
築年数:昭和40年代
広さ:30㎡台

【ご相談内容】
●売主様はいくつか投資不動産をご所有されている個人の方でした。
●最寄り駅から徒歩10分圏内で、目黒区内の閑静な住宅街に位置する低層マンションでした。
●賃貸に出されていましたが、賃借人の退去に伴うご売却のご検討でした。
●賃借人も比較的長期で入居していたため、一般的な原状回復工事以上に内装の手直しが必要でした。
●土地の権利が借地権(個人の地主様)であり、購入検討者側の融資利用が限定されるケースでした。
一般エンドユーザー様が融資利用の上でご購入をご検討される際に、特に投資用物件の場合は金融機関から物件自体の
評価によって融資が組めないケースがほとんどですが、不動産買取においてはその限りではありません。
また内装工事が必須の場合、個人の売主様が先行してリフォーム工事を実施しようとする際には、リフォーム用の先行投資が
必要となること(リフォーム分の費用の原資が必要となります)や、その段取り等が必要となります。
今回のケースにおいては、地主様との交渉やその費用・リフォーム段取りや先行投資費用等とご提示価格の乖離が少なかったため、最終的に‘不動産買取’に決められました。

【売主様のメリット】
●今回のケースでは、土地の権利が借地権であり、融資利用が限定されることが前提でした。
●加えて地主様との交渉が必要でしたが、地主様が個人の場合でその地主様のお取り扱い件数がそれほど多くない場合、
比較的個別交渉になるケースが多くなりがちです。
⇒一般エンドユーザー様を対象とした売却であれば、融資利用が限定されることになりますが(住宅ローン不可)、
不動産買取であればプロジェクト融資となるため、融資の限定は基本的にありません。
⇒借地の物件の取引事例が多数ありますので、明確な取り決めのないことが多い借地権付売買において、
地主様と多数の取引事例を参考に折衝することが可能でした。

●賃借人退去後の一般的な原状回復工事に加え、長期使用に伴う修復箇所(リフォーム工事)が必要でした。
⇒売主様がご自身でリフォーム工事を実施された後にご売却をされる場合、リフォーム費用に関しては先行投資となります。
またリフォーム工事を実施する業者の選定やマンション管理組合への申請、また工事の内容の監修や進捗・状況の管理等が
必要になります。(普段のご生活の上に上記の金銭的・時間的なご負担がかかることがあります。)
不動産買取では、現状引き渡し(室内に残置物がある場合には、その処分等まで条件に加えてのお引き渡しも可能です。)、
リフォーム等も購入者側で全て請け負いますので、売主様へのご負担を軽くすることも可能でした。

【まとめ】
●不動産をご所有の方は、ご自身のご所有不動産そのものに対するご不安(今回のケースのように土地の権利が借地権で、地主様との個別交渉が必要となる場合)や、ご自身の現在の状況から生じるご不安(普段のご生活の上に、ご所有不動産の
リフォーム等に対する金銭的・時間的な制約)など、様々なご不安を抱えていらっしゃる方も少なくありません。

2つとして同じ不動産がないことと同様、皆様それぞれの置かれている状況も千差万別です。
お一人お一人の状況に合わせ、最善の解決策をご提案させていただくとともに、
皆様のご不安を解消することもまた我々の大きな役割だと思います。

不動産に対するお悩みをお持ちの方は、まずお気軽にご相談からお始め下さい。

一覧へ