2021.7.12

【マンション買取実例集 No.68】~渋谷区~

【物件概要】
区分:中古マンション
エリア:渋谷区
築年数:昭和50年代
広さ:20㎡台

【ご相談内容】
●売主様は一般法人の代表者様で、ご売却検討時点で社宅として社員様がお住まいの状態でした。
●社宅という特性上、一般的な賃貸借契約が締結されている状態ではありませんでした。
●ご売却の最大の目的は本業での事業資金の用立てでしたので、ご売却金額とともにスケジュールのご希望もあり、
同時に一般的な賃貸借契約の締結がなされていない状態を解消することも必要となります。
●不動産自体の立地や流動性等に優れており、またご売却に伴う社員様との賃貸借契約の再締結についてもスムーズにお話を
進めることが可能であったことから、ご希望売却価格に近い金額のご提示が出来たため、‘不動産買取’に決められました。

【売主様のメリット】
●今回のケースでは、社宅扱いのために一般的な賃貸借契約の取り交わしがなかったため、その解消が必要でした。
⇒一般エンドユーザー様を対象とした売却であれば、まず賃貸借契約を一般的な状態に戻す必要が出てきます。
売主様のご売却事情にスケジュール面の制約がなければ多少時間がかかったとしてもその時点の状況を改善し、
一般向けに販売することも選択肢として考えられます。
⇒一方で今回のケースに関しては賃貸人と賃借人とそれぞれの関係性や背景から、一般的な状態に戻す手続きに
問題はないとの判断から、売主様のご希望であったスムーズなお取り引きの方に注力することでご希望に合わせる
ことを最優先にお取り引きを完結させました。
一般的な賃貸借契約の再締結自体は、不動産売買契約後でも構いません、という前提でスピード重視でのご対応でした。

●賃貸借契約の問題解消後はオーナーチェンジ物件となり、融資利用が限定されることが前提でした。
⇒一般エンドユーザー様を対象とした売却であれば、融資利用が限定されることになりますが(住宅ローン不可)、
不動産買取であればプロジェクト融資となるため、融資の限定は基本的にありません。
⇒不動産買取の価格算出において、賃借人付での投資対象としての価格算出と、賃借人退去までの一定期間保有し、
空室になった場合においての算出価格とがありますが、売主様のご希望売却価格に近い金額での算出ができました。

●売主様の事業の関係でご売却されることになりましたので、ご希望通りのスムーズなお取り引きのご対応が可能でした。
⇒不動産買取の場合では、いわゆる融資利用による解除がないためほぼ契約締結に至ると覆ることはなく、
また引き渡し後までの間に買主の融資の進捗を心配する必要はありません。
一方で売主様のご希望スケジュールに合わせることも可能ですので、今回のケースにように不動産売却後の
資金アレンジの計画に合わせることが可能でした。

【まとめ】
不動産をご所有の方は、ご自身のご所有不動産そのものに対するご不安(今回のケースのように一般的な賃貸借契約では
無い場合でのご売却が可能かどうか)や、ご自身の現在の状況から生じるご不安(今回のケースのように売却資金の使途
やスケジュールに関してのご計画)など、昨今ではご自身の現在の状況に関わらない、外的な要因による世界情勢・経済動向がもたらす不動産市場への影響など、様々なご不安を抱えていらっしゃる方も少なくありません。

2つとして同じ不動産がないことと同様、皆様それぞれの置かれている状況も千差万別です。
お一人お一人の状況に合わせ、最善の解決策をご提案させていただくとともに、皆様のご不安を解消することも
また我々の大きな
役割だと思います。

不動産に対するお悩みの方は、まずお気軽にご相談からお始め下さい。

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